9-nine-シリーズプレイ感想

 先日「9-nine-」シリーズ4作と新章をプレイしました。その余韻に浸っている最中ですが、この興奮を忘れないうちに文章にしようと思います。序盤はネタバレなしの作品全体の雑な感想、後半は各作品とヒロインごとのネタバレあり感想みたいな感じにしようと思います。

 

 

f:id:pentasan3:20210428145534p:plain

 

・シリーズ全体を通して

 

 「9-nine-ゆきいろゆきはなゆきのあと」をプレイし終えた時に感じたことです。

今までこの作品やらずに何してたの???死んだほうがいい

割と真面目にこれなんですよね。そして今現在でもこのゲームをやってないオタク全員に抱いてる感情でもあります。世界観、キャラクター、BGM、演出、シナリオ、すべてにおいて素晴らしく、4部作という特徴を完全にうまく利用していました。各作品ごとの次回作への引き付けは毎回鳥肌が立ち、リアルタイムで追っていた人の心境を考えると恐ろしい。終盤の伏線回収がやばくて、怒涛の展開にはボロ泣きしてしまいました。頑張っていろいろ書こうと思いましたが感情が爆発して語彙力が死んだのでもう余計なこと書くのはやめときます。やらないと人生損してるってレベルでマジで面白かったです。

 

 

以下各作品とヒロインごとの感想。ネタバレあり。常体。

 

 

 

 

 

 

9-nine-ここのつここのかここのいろ

f:id:pentasan3:20210428161846j:plain

 九條都ルート。この作品はあくまで序章みたいなものなのでシナリオ的に書くことはそれほどないのだが、九條都が可愛すぎるという点では欠かせない。都の好きなところを具体的に挙げるとするならば「お嬢様なのに超庶民的」「料理が上手」「自転車のカゴにカバンを入れてくれる」あたりがピンとくるが、これらは魅力の一部に過ぎず都の見た目や声、言動などすべて合わさってこそのあの可愛さだと思う。そして都のすごいところは、他の3作品だと当然その作品のヒロインが優遇されるのだが都はいつも可愛いのである。さっき挙げた3点は当然どの作品でも共通しているので、どのルートでも魅力を発し続けている。理想の女性。

 九條都についてしか語ってないがシナリオの話をすると、前知識が何もなかったのでBADENDには普通に「は?」って声が出た。TRUEでもあまり気持ちのいい終わり方とは言えなかったが、4部作の1作目だから仕方ないし、新章でその辺をいい感じに綺麗にしてくれたので満足した。強いて言うなら新章で追加のシーンが欲しかった。なんで全年齢で出すんだよ…

 

 

9-nine-そらいろそらうたそらのおと

f:id:pentasan3:20210428150333j:plain

 新海天ルート。天というキャラは非常に何とも言えないキャラで、はじめは兄妹のやりとりを素直に楽しめたのだが終盤(特にゆきいろ)では普通にうざくてイライラしてた。翔くんの懐の深さがよくわかる。でも天ルートは天なりの考え方とか面白かったし可愛かった。でも、ぶっちゃけ紙袋被ってするのはなんか違うと思う。面白かったし笑ったけど。

 シナリオに関しては、BADのあとTRUE入った時の翔の説教がめちゃくちゃ良かった。妹への想いの深さというか。ただ完全にあれ上条当麻。あとリグ・ヴェーダとヴァルハラ・ソサイエティのやり取りが好き。ゴースト好き。蓮夜好き。対決も激熱でとてもよかった。

 

 

9-nine-はるいろはるこいはるのかぜ

f:id:pentasan3:20210428150523j:plain

 香坂春風ルート。先輩自体は個人的にはあんまり刺さらなかった。前のボタンをはずした立ち絵がエッチだなあってくらい。ゴーストが春風に説教するシーンはめっちゃ好き。

 シナリオに関しては、とてもとても素晴らしかった。はじめはおどおどしていた春風が徐々に成長していき、最後の最後で覚醒して味方を助ける王道展開。さらに敵対していた与一と蓮夜が助っ人に来る展開。本当に怒涛の熱さで鳥肌が止まらなかった。そして最後のタイトル回収。素晴らしかった。

 ファミレスでテンション上がりまくる高峰蓮夜最高すぎる。大好き。

 

 

9-nine-ゆきいろゆきはなゆきのあと

f:id:pentasan3:20210428150624j:plain

 結城希亜ルート。この4部作を神ゲーに昇華した。希亜のようないわゆる中二病キャラはあまり好きにならない傾向にあるのだが、普段の立ち振る舞いと気を抜いた時のギャップがやばすぎて大好きになってしまった。シャツ一枚で部屋に居座ってるし、猫に触れあってる時めちゃくちゃ可愛いし、自分が異性と認識されてると分かった途端に誘惑してきたりするところが愛おしい。これまでの3作品で見てきた希亜との反則的なギャップ萌えに心を奪われた。本当にかわいすぎる。あとコスプレ希亜がやばい。

 シナリオも本当に素晴らしかった。序盤からほかの枝と展開が大きく異なっていて、翔がなんとか仲間をかき集めたり、蓮夜が味方になってめちゃくちゃ強かったりと熱い展開が続いた。なんとかイーリスを倒してめでたしめでたし。とはならないと思っていたが、EDの途中で巻き戻されるあの演出には感服し、鳥肌が止まらなかった。そしてどこまでも初志貫徹する蓮夜が素敵で、その後の絶対的な絶望感は半端なかった。どんどん翔が壊れていく感じがおぞましく、部屋で死体を発見するシーンには涙がこぼれた。最後の最後には、世界の眼とオーバーロードを駆使してあらゆる枝の4人を集めるというプレイヤーがほぼ思いつかないような展開になり、屋上での決闘は本当に本当に素晴らしく最高だった。テンション上がりまくりで鳥肌立ちっぱなしだった。あの場面で流れる「mile likelihood」は神BGMである。これまでにないカタルシスであった。

 すべてが解決した後、これまで3回だったから希亜もないかなって思ってたシーンが4回目あってめちゃくちゃ嬉しかった。

 

 

 新章はシナリオどうこうというより、完全なハッピーエンドとは言えない3作品をハッピーエンドにした感じの話なので特別語ることは無い。ただ、都のハッピーエンドを描いてくれて本当にありがとう。

 

 

 

・総括

 

 4部作というのを上手く利用して完成度の高い作品になっており、本当にすごい。この作品に出会えてよかったと心から思う。あと九條都にも出会えてよかった。そしてこれまで何度も名前を出していたが、蓮夜がめちゃくちゃ好き。主人公とそれ以外にかっこいい男キャラがいる作品は名作。

 最高の作品でした。

 

 

 

 

 

 この世界は、キミを「 」した物語だった

 

これなんだったんだろう。いろいろ候補はあるけど、これだ!とはならない。

 

 

 

 

 

 

やってきたエロゲ・ギャルゲまとめ

自分のメモ的な感じ

やった作品(途中までしかやってない作品は除く)の中で好きだった順に紹介して一言添えていくだけ

ネタバレはありません

 

 

S+

サクラノ詩ー櫻の森の上を舞うー

f:id:pentasan3:20210405210939p:plain

すべてにおいて最高の作品だが、この作品を完全に理解できない自分の学のなさに悲しくなってしまう。

他の作品と比較して抜き出ていると感じる点は、あらゆるキャラが立っているという点。特に主人公の草薙直哉はすべての作品(アニメ、ゲーム、小説その他問わず)のなかで一番好きな主人公である。

自分は体験版で泣いてしまったので、このジャンルに興味がある人はこのゲームの体験版をとりあえずダウンロードすることをおすすめしたい。

刻はまだかなあ。

 

 

9-nine-シリーズ

f:id:pentasan3:20210428145534p:plain

シナリオ、キャラクター、演出すべてにおいて好みにドンピシャすぎた作品。

特に九條都は理想の女性像である。

4作目の「ゆきいろゆきはなゆきのあと」が本当に素晴らしく、4部作という難しい構成を完璧にまとめてくれた。

ヒロインはもちろん、男性キャラも主人公含めて魅力的なキャラがそろっていて、非の打ち所がない傑作。

新章を全年齢版で出すな。

 

 

S

素晴らしき日々~不連続存在~

f:id:pentasan3:20210405211214j:plain

「幸福に生きよ!」

さっきも書いたがこの作品を理解できない学のなさが情けない。

もう二度とやりたくないトラウマ作品だがいつかやり直したい作品。

The brain is wider than the sky が好き。

 

 

G線上の魔王

f:id:pentasan3:20210405211431j:plain

絵は古い印象があるがシナリオは最高に面白い。

宇佐美ハル√は終盤ずっと泣いてたし、最後の最後で完全に叩きのめされた。

close your eyesが名曲すぎる。

 

 

さくら、もゆ。-as the Night's,Reincarnation-

f:id:pentasan3:20210405212000j:plain

シナリオという点だけでいえばサクラノ詩並みかそれ以上だった。

この作品のような素晴らしいシナリオがほとんどの人に読まれないという事実があまりにも嘆かわしい。

「輪廻」のイントロを聴くだけで胸が苦しくなる。

クリアするまで10回以上泣いた。

 

 

A+

 

装甲悪鬼村正

f:id:pentasan3:20210405212229j:plain

こんなシナリオを書く人間は本当にどうかしている。

特に1章が終わった時はあまりの意味の分からなさにキレた。

足利茶々丸がいなかったら間違いなく心が耐えられなくて放り出してた。

最高に面白いがあまりにも救いがなさ過ぎて苦しい。

 

はつゆきさくら

f:id:pentasan3:20210405212419j:plain

「HesitationSnow」「Presto」が好きすぎてプレイしたが、最後の「GHOST×GRADUATION」で涙腺が崩壊した。

小坂井綾が最高のヒロイン。

全年齢版でプレイしたのでいつかPC版でやってみたい。

 

金色ラブリッチェ

f:id:pentasan3:20210405212525j:plain

キャラゲーでありシナリオゲーでもある。

シルヴィ、理亜、央路のトリオが大好き。

理亜ルートが圧倒的でかなり泣いた。

GTもやったがそっちの理亜ルートも良かった。

 

WHITEALBUM2

f:id:pentasan3:20210416123433j:plain

あまりにも地獄だが素晴らしい作品。

精神にかかる負荷が半端なくて2か月半ほど放置した。

ヒロインも主人公もめちゃくちゃ不愉快だが人間すぎて嫌いきれない。

三角関係をテーマにした作品でこれを上回る作品はこれまでもこれからも存在しないだろう。

 

A

 

穢翼のユースティア

f:id:pentasan3:20210405212703j:plain

世界観だけでいえば一番好きな作品。

リシア√は最高に熱くて面白かったがティア√があと一歩だった印象。

「Asphodelus」がめちゃくちゃ好き。

A+寄りのA。

 

彼女たちの流儀

f:id:pentasan3:20210405213017j:plain

設定も話の展開もかなり狂ってた作品。

白銀鳥羽莉がすべてだった。

鳥羽莉が一番だが涼月√もとても好みだった。

プレイ後に「Red-reduction division-」を聞くとやばいことになる。

 

暁の護衛

f:id:pentasan3:20210116171719p:plain

「よう実」の作者がシナリオだったので買ったが、最後の最後が惜しすぎて「どうしてこうなった…」と思わざるを得ない。

世界観はとても面白いしヒロインも可愛いし最強主人公も良かったが、本当に最後だけ。

締めが良かったらA+以上は硬かった。

 

ATRI~My Dear Moments~

f:id:pentasan3:20200909113452p:plain

全年齢のロープライスノベルゲー。

普通に面白かったし考えさせられることもあったが、そもそも短いのでそれ以上の評価が難しい。

万人に薦められる良作。

 

 

B

 

Making*Lovers

f:id:pentasan3:20210405213733j:plain

キャラゲーでは断トツで良かった。

「こういうのでいいんだよ。こういうので。」って感じ。

ただ追加のアフターストーリーは値段の割に短くてキレた。

 

 

夜巡る、僕らの迷子教室

f:id:pentasan3:20191029135512j:plain

めちゃくちゃ重いしロクな過去がない。

ひたすら鬱になってしまうが、最後はなんだかんだいい感じの終わり方をしてくれる。

謎のシステムもあるが総じて結構好きな作品。

曲はOPとEDの4曲全部とてもいい。

 

 

サノバウィッチ

f:id:pentasan3:20210405214000j:plain

キャラゲーとしてはよかったがシナリオ面(特に寧々√)を期待してたので少し微妙だった。

ヒロインはみんな可愛い。特にめぐると和奏。

先輩√が一番好きだったかもしれない。

 

 

C

 

彼女のセイイキ

f:id:pentasan3:20210405214136j:plain

思ってたゲームと違った。

主題歌とプリクラに関しては評価したい。

 

 

花咲ワークスプリング

f:id:pentasan3:20210405214305j:plain

全年齢版でプレイした。

全キャラを攻略しないとののかを攻略できないから全部やった。

ののかが可愛い。

 

 

 

 

 

 

 

やってる途中のゲーム

ひこうき雲の向こう側

・妹のセイイキ

神待ちサナちゃん

ハピメア

 

積んでるゲーム

・車輪の国

時計仕掛けのレイライン

 

 

ひこうき雲以外はいつかやると思う。

ひこうき雲ははじめに瑛莉やっちゃってほかのルートやる価値を感じない。

進捗あればぼちぼち更新するかも。

 

 

 

思ってたよりいろいろやってたらしい。

 

 

暁の護衛3部作プレイ雑感

 タイトルの通り、今回は「暁の護衛 トリニティCE」で「暁の護衛」「暁の護衛プリンシパルたちの休日~」「暁の護衛~罪深き終末論~」をプレイし完走したので、その感想記事みたいなのを雑に書いていこうと思います。今回の記事もネタバレを多く含みますので、プレイ予定のある方はブラウザバックを推奨します。(とはいえかなり古いゲームなのでそんな人はあまりいないかも)

 「暁の護衛」をプレイしようと思ったわけは、シナリオが「衣笠彰梧」、イラストが「トモセシュンサク」と、私がドはまりしているライトノベルようこそ実力至上主義の教室へ」と同じコンビだったのが大きいです。正確には、この作品のシナリオが衣笠なのは知っていたけど、イラストもトモセシュンサクなのを知ったからです。また、昔にとある人が一番好きなゲームだと言っていたので、それなりに面白いことは保障されていたからというのもあります。あとは半額セールしてたから。

 

 

 これ以降は各ルートの簡単な感想を書き連ねていきます

以下ネタバレ常体

 

 

f:id:pentasan3:20210116171719p:plain

 

 

 暁の護衛(以下無印)+暁の護衛プリンシパルたちの休日~(以下FD)

無印攻略順 妙→萌→彩→ツキ→麗華→(薫)

FD攻略順 妙→萌→彩→ツキ→鏡花→麗華→杏子

 

 妙ルート

f:id:pentasan3:20210116171743p:plain

 見た目と声はかなり好きだったが、アホの子キャラはあまり好きじゃないので全体的にまあまあだった。FDでは無印の最後の決意がブレブレになってるのがいかにも妙らしいと思ったが、なんだかんだ理由を付けて勉強しない様子がバイトの個別塾の生徒みたいで不快だった。Anotherでは亜希子とのシーンもあり、わかってるなあと感心したが、最後に妙と亜希子両方が妊娠しててめちゃくちゃ笑った。

声はマジで好き。はつゆきさくらの赤髪のあいつも好きだった。

 

 萌ルート

f:id:pentasan3:20210116171816p:plain

 特にない。なんか気づけば終わってた。佃五郎と親しくなったり、薫ルートにつながってたりとシナリオ上ではかなり大事だったけど、萌というヒロインに関してはなんの感情もない。

 

 彩ルート

f:id:pentasan3:20210116171857p:plain

 いかにも典型的なお嬢様キャラという感じだが、実は隠れゲーマーだったりふと毒舌になったりしてとてもいいキャラだった。彩ルートに限ったことではないが、彩が尊と少しずつ打ち解けていく感じも好きだった。料理を食べる源蔵がいい。これまで歌手の榊原ゆいしか知らず、今回初めてCV榊原ゆいのキャラに出会ったが、歌の時と違いすぎる。青葉りんごの時もなんとなくそうだったけど。

 

 ツキルート

f:id:pentasan3:20210116171922p:plain

 メイドという役なのでほかのキャラよりかなり出番が多く、海斗との漫才のようなやり取りが素直に面白い。個別ルートではツキのトラウマの原因が海斗にあったり、ほかのメイドからの虐めといったシリアスな展開もあるが、最終的には気持ちよく解決される。普段から若干ねじの飛んでる言動をするため、デレた時とのギャップがすごくてめちゃくちゃ可愛かった。表情もいい。麗華についで2番目に好き。

 

 麗華ルート

 

f:id:pentasan3:20210116172439p:plain

 メインヒロイン。所謂ツンデレだが本当にかわいかった。無茶ぶりをすることもあるがなんだかんだ優しく、良い奴でもあった。ルートに入ってからはデレが非常に強力だった。めちゃくちゃ攫われる。立ち絵の表情が非常に魅力的。妹の彩よりも背も低く胸が小さいことを気にしていたり、そのために日々努力していたり、それを海斗につっこまれるとすぐに殴ったり、海斗とのやり取りが非常に面白い。このシリーズでは断トツに好きなヒロイン。

 

 薫ルート

f:id:pentasan3:20210116172021p:plain

 薫ルートというよりは罪深き終末論につながる話というのが大きい。薫が実は女で海斗に好意を抱いており、その気持ちが抑えられなくなってしまうという話。自分の中では薫は男なのでヒロインという目線で見ることはどうしても無理だった。

 

 鏡花ルート

f:id:pentasan3:20210116172049p:plain

 無印ではちらっと出てくるくらいだった鏡花がFDでヒロインに昇格した。鏡花は態度こそ高圧的だがなんだかんだ優しくて、麗華に似てるなあと感じる。特に雷太に対してめちゃくちゃあたりが強いけど実は大事に思ってるってところが素直に好きになった。罪深き終末論ではほかのキャラ以上に空気になって悲しい。

 

 杏子ルート

f:id:pentasan3:20210116172128p:plain

 杏子ルートというよりは海斗の過去の話。これまでちょこちょこ明らかになってた海斗の禁止区域での出来事が詳しく描写される。男が男にレイプされるゲームは素晴らしき日々以来だったが、やはりメンタルへのダメージは計り知れなかった。杏子というキャラは普通に好きだが、どこまで行っても海斗にとって杏子は家族だと思うので杏子エンドは違う。

 

 

 暁の護衛~罪深き終末論~

 

 罪深き終末論では、無印の薫ルートの続きからとなる。主人公は誰とも付き合っておらず、薫が実家に帰った後の話。

攻略順 麗華BAD→薫→詩音→麗華TRUE→朱美→清美→舞(以後サブキャラは省略)

 

 麗華BAD

f:id:pentasan3:20210116172322p:plain

 このゲームをダメにした要素その1。共通ルートや麗華とくっつくところまではめちゃくちゃ面白かったが、このBADいるか?となった。なによりダメなのは、それをはじめにプレイしないといけないところ。TRUEに行くには薫と詩音をクリアせねばならず、薫と詩音をクリアするためにこのBADを見なければならない。そのため、BADENDを引きづった状態で薫と詩音をクリアするのが単純にきつく、TRUEに行くころにはかなり冷めてしまった。人によるのかもしれないが、個人的にBADENDを見たらすぐにTRUEに行かないと辛いのでこの仕様は最悪だった。

 

 薫ルート

f:id:pentasan3:20210116172209p:plain

 ダメなところその2。薫ルートはほぼ麗華BADと同じ展開で最後薫に助けられて終わりみたいな感じだったが、これを麗華BAD見た後にやらないといけないのが普通に意味が分からない。上述したが個人的に薫はヒロインとは思えないのでひたすら虚無だった。

 

 詩音ルート

f:id:pentasan3:20210116172357p:plain

 詩音がなぜ日本人が嫌いなのか判明し、最終的に主人公とくっついて終わるが、この作品の世界観を丸投げする終わり方でびっくりした。これをサブキャラのルートとしていれば何の文句もなかったが、麗華TRUEの前にやらないといけないのが意味わからない。ルート自体にはストーリーもキャラも文句はない。デレるときとかはめちゃくちゃ可愛かった。

 

 麗華TRUE

f:id:pentasan3:20210116172541p:plain

 あまりにも消化不良。途中までほぼ麗華BADと同じで、最後は薫ルートと同じような終わり方をして終わった。メインヒロインのTRUEにしてはあまりにも終わり方が微妙だと思わざるを得ない。雅樹が突然現れて組む展開はかなり熱かったが、そこもあっさり終わってしまって惜しかった。ルート単体で見れば終わり方が微妙なところくらいしか文句はないが、終盤の展開がほかのルートとほぼ同じだったのが気に食わなかった。薫ルートをせずにもう少しボリュームのあるTRUEをやってたら感想はまた少し違ったかもしれない。麗華は本当にかわいい。

 

 朱美ルート

f:id:pentasan3:20210116172645p:plain

 出会ったころから海斗にだけ殺気を向けてくる担任教師の柊朱美の過去と、禁止区域の暴動を止める話。朱美に関する伏線が回収されていき、衝撃の展開で読むのが止まらなかった。教師のキャラが誘ってきたりするのも新鮮で良い。最後に朱美が生きてた時はあまりの安堵に「よかったああああ」って声が出てしまった。罪深き終末論では一番好きな話だった。

 

 清美ルート

f:id:pentasan3:20210116172713p:plain

 海斗が屋敷から追い出されて清美の家に厄介になり、その流れで禁止区域の暴動を止めようとする話。宮川家の人間らしく非常に生真面目な性格であるが、その鉄壁が少しずつ剥がれていって最終的に落ちてしまうのが清美らしくて良かった。そのせいで付き合ってからのいろいろが少ししか描写されなかったのは惜しかったが。宮川兄妹のやりとりが素直に面白い。

 

 舞ルート(禁止区域ルート)

f:id:pentasan3:20210116172752p:plain

 これまでは禁止区域の暴動を止める話だったが、これはその暴動がなぜどういう信念のもと起こったのかが描写されている。拷問のシーンは正直さすがに死ぬやろって思ったが、自ら爪をはがしたりするのは海斗の恐ろしさが伝わってきた。舞というぶっ飛んだ狂人が徐々に徐々に丸くなっていったり、機械のような楓が少しずつ心を開いていく感じが良かった。麗華や朱美ルートでも感じたが、海斗の他人に心を開かせる才能がすごい。主犯である五十嵐の考えは納得できるものではあったし、これまでわからなかった禁止区域での出来事なども判明して面白かった。翔子エンドで亮が刺されるのがめちゃくちゃすっきりした。

 

 

 

 

 総括

 

 無印とFDは、わからない設定などが多いとはいえ完成度が高かったように感じる。キャラゲーとシナリオゲーの間みたいな感じで良かった。しかし、その続きの罪深き終末論であまりに微妙な終わり方をしてしまい、文句を言わないと気がすまなくなってしまった。薫ルートと麗華ルートをなんとかできていればもっと気持ちよく終わることができたと思うだけに、非常に惜しくて残念な気持ちだ。例えば、薫ルートを詩音ルートみたいな感じにして、薫詩音朱美清美の後に麗華ルートという感じにするとかならよかった気がする。

 

 

 

 

 

【S12使用構築】割り切りエスバサンダー(最高最終2101 92位)

どうも、バジルと申します

ホームが解禁されてレートが分かるようになって以降、目標だったレート2100と最終2桁を達成したので、久しぶりに構築記事を書こうと思います

ちなみに最後に書いたまともな構築記事は2年と10か月前らしいです

時間の流れは早いものですね

 

 

f:id:pentasan3:20201201130004j:image

f:id:pentasan3:20201201130008j:image

f:id:pentasan3:20201201131723p:image

 

 

 構築経緯

さなぴよさん(@379ro)が使っていた両刀エースバーン+アッキカバルドンが面白そうだと思い採用。ダイマ+ミミ+襷を信用していたので、ずっと使っていた身代わりチイラミミッキュ、襷枠は先制技と高い素早さとそれなりのパワーを持つドラパルトを採用。相手のサンダーがどうしようもないので、ミラーで強そうな穏やかHD残飯サンダーを採用。最後に水やウツロイドに強く選出に組み込みやすい鉢巻ゴリランダーを採用し、それを最終日まで使っていた。最終日にブリザポスとカミツルギが増えたため、一番選出率が低く役割のあいまいなミミッキュの枠をいろいろ試し、最終的にHBボディプレスアーマーガーに至った。

 

 

f:id:pentasan3:20201201130305p:plain@アッキの実

腕白 砂起こし

215(252)‐132‐187(252↑)‐x‐93(4)‐67

地震 氷の牙 あくび 怠ける

 

主に相手の物理ダイマックスを止める。あくびははじめボディプレスを採用していたが、あまり打たなかったのと増加傾向にあった龍舞羽カイリューに多少強くなれるため変更した。あくびの汎用性が高く、非常に便利な技だった。意地珠カイリューのジェット+アイスは耐えないのでこっちもダイマを切ることで頑張って凌ぐしかない。強すぎ。

 

 

f:id:pentasan3:20201201131134p:plain@命の珠 ※キョダイ個体

おっとり(C↑B↓) リベロ

155‐137(4)‐85(↓)‐128(252↑)‐95‐171(252)

飛び跳ねる 飛び膝蹴り エレキボール 破壊光線

 

Sはウツロイドの上を取るために準速で、Cはパワーがないため特化。主に初手に出してダイマックスして相手をかく乱する。破壊光線ははじめシャドーボールを採用していたが、頻繁にあと投げされるHBランド、HBカバをジェットホロウで確定で倒せないのが気持ち悪すぎて変更。他にはオーバーヒートなども選択肢に上がる。破壊光線の枠は一長一短なのでマッチング次第と割り切った。相手はキョダイ個体なためカキュウをケアし、格闘技を切ってくれることもしばしばあった。

 

 

f:id:pentasan3:20201201131102p:plain@食べ残し

穏やか プレッシャー

193(220)‐x‐106(4)‐146(4)‐154(236↑)‐126(44)

放電 羽休め 身代わり 守る

 

MVP枠。詰ませ性能が高く、あらゆる場面でTODを量産した。また、臆病珠サンダーのダイジェット+ダイサンダー(10万ボルト媒介)を残飯込みで耐えるため、基本的にすべてのサンダーにあと投げが間に合うのも強い。身代わりや守るを絡めることでPP枯らし、ダイマターン枯らしもでき、幅広い相手をすることができるのでほぼ選出していた。とはいえ、たまにマッチングする控えめ珠やダイロックサンダーは無理なので、一瞬でゲームが終わる。身代わりか守るどちらかを隠し、暴風を持っていないのを相手に悟らせないのが重要。

 

 

f:id:pentasan3:20201201131230p:plain@気合の襷

意地っ張り クリアボディ

163‐189(252↑)‐95‐x‐96(4)‐194(252)

ドラゴンアロー ゴーストダイブ 不意打ち 呪い

 

襷枠というものが欲しいと思ったのでいろいろ考えた結果、雑に強く選出段階で強いドラパルトを採用。ラスト1つの枠は鬼火、電磁波、竜の舞、火炎放射なども候補だが、ダイウォールにもなり不意のギミックに強くなれる呪いとした。エースバーンを選出しないときはこいつにダイマを切ることが多かった気がする。アーゴヨンや準速スカーフウオノラゴンより速いのが偉い。

 

 

f:id:pentasan3:20201201131301p:plain@オボンの実

腕白 ミラーアーマー

205(252)‐107‐172(252↑)‐x‐106(4)‐87

アイアンヘッド ボディプレス 鉄壁 羽休め

 

相手のブリザポス、カミツルギ、ついでにエースバーンがシャドボを切った弊害で重くなったミミドラパにも強く、ダイマすればウツロイドにも勝てるという補完として採用した。結果3回くらいしか選出しなかったし1度も技を打つことはなかった。まさに置物。しかし選出段階では強いと思ってるので、そこで仕事をしてくれたはず。オボンを持たせたのは対面からウオノラゴンに鉄壁羽で間に合うようになるからだが、もちろんそんな場面は起こるわけがない。

 

 

f:id:pentasan3:20201201131325p:plain@拘り鉢巻

意地っ張り グラスメイカ

176(4)‐194(252↑)‐110‐x‐90‐137(252)

グラススライダー ウッドハンマー 叩き落とす 馬鹿力

 

スイーパーにもなれて崩しにもなれる。雑にグラスラを打ってるだけで強い。なんとなくで採用した枠だったが最後まで強かった。初手ダイマが怖いので初手に有利対面を作ってもウッドハンマーを打っていた。

 

 

選出は基本的に

エスバサンダー+カバorゴリラ

 

ウオノラゴンサンダーには、

ドラパサンダー@1など

 

 

総括

きついポケモンや並びが多く、かなり割り切ったプレイングをしていた。例えば初手にエースバーンを出すとき、ウツロイドに電磁波一点読みでエレキボールを押したり、エースバーンミラーが起こると相手の裏に引き先(カバやランド)がいる場合ダイジェットで突っ込んだりしていた。構築の完成度が低いばかりに割り切り行動をするしかなかったのが大きな課題点だった。今度は、もう少し良い構築で良い結果を出したい。

 

 

 

 

 

 

 

個人的今季アニメ期待ランキング

 こういう感じのオタク記事書くのめちゃくちゃ久しぶりな気がする。今現在暇なのと今季は面白いアニメが多いので書こうとなっているだけです。S~Bで、同立は先に紹介したほうが上ということで。個人的な好みがめちゃくちゃ反映されてるのと、まだ1話とか2話しか出てなくてあくまで「期待してる作品」ランキングなのであしからず。

 

f:id:pentasan3:20201012221110j:image

 

 S+ 

 

 ・安達としまむら

 いわゆる百合アニメ。百合が好きなのでこの順位。ドロドロなやつとか、こじれにこじれたやつとかも好きだけど、こういうほのぼのなのやつも好き。すべてにおいてアドの塊。

 

 S 

 

 ・無能なナナ

 安達としまむらが好きすぎるだけで、一番期待してるのはこれかもしれない。見てない人はとりあえず1話を見てほしい。原作がるーすぼーいなので期待しざるを得ない。

 

 ・魔女の旅々

 主人公の見た目と性格がめっちゃ好みだし設定も好き。一話完結っぽいし気楽に見れそう。「たびたび」って読むらしいけど、打つときに「たびおなじ」で変換してるからだるい。なんか解決方法はないものか。

 

 A+ 

 

 ・ご注文はうさぎですか?BLOOM

 ごちうさごちうさしてて安心感がすごい。「うぇるかむかもーん」には懐かしすぎて鳥肌が立った。

 

 ・神様になった日

 鍵なので。佐倉綾音が強い。

 

 ・魔法科高校の劣等生 来訪者編

 他に比べてちょっと低めなのはコミカライズ版で読んじゃったから。いい作画でのバトルシーンに期待したい。作品自体はめちゃくちゃ好き。

 

 A

 ・トニカクカワイイ

 原作を買ってるから内容は知ってる。ナサくんの声にどこまで違和感をぬぐえるかどうか。OPは今季アニメ圧倒的1位。

 

 ・戦翼のシグルドリーヴァ

 設定はよくあるやつだけど、女の子が可愛い。これから面白くなるかもしれないけどこういう系があまり刺さらないのでここ。見るのがだるくなったら切って、シーズン終わったら面白かったって話を聞いて後悔するパターン。

 

 ・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

 1期とかはめちゃくちゃ好きだったけど2期からなんか刺さらなくなってきて、それが現状も続いている感じ。声が強いから頑張って見る。

 

 B

 ・100万の命の上に俺は立っている

 設定は面白いけどなんか刺さらん。主人公が無理なタイプかもしれない。

 

 

 

 

 

 「現時点で期待してるランキング」ではなく、「現時点で好きなランキング」になってしまってるような気がする。ここ最近、内容があまりなくて女の子が可愛いだけのゲームができなくなっていたから、いわゆる「日常系アニメ」が見れるか少し不安だったが普通に楽しめてほっとした。OneRoomがどこにも配信されてなくて泣いてます。

 

 

ATRIプレイ感想

 

 先日、「ATRI-My Dear Moments-」をプレイしました。あの「フロントウィング」と「枕」の共同制作で作られたロープライス全年齢向けノベルゲームとして注目を集めていた作品です。今回はタイトルの通り、このゲームをプレイした感想を綴っていこうと思います。ちなみにネタバレ要素は多々あるので、プレイする予定のある人はブラウザバック推奨です。

 

 

 

公式サイト

https://atri-mdm.com/

 

 

f:id:pentasan3:20200909113452p:plain

 

以下常体

 

 

 

 

 このゲーム全体の感想を一言でいうと、「コスパが良すぎる」だろうか。2000円ほどのロープライスで(自分が買った時はセールしてたから1900円ほど)、クオリティがめちゃくちゃ高い。キャラはもちろん可愛いし、イラストとBGMが素晴らしい。背景はすべてが驚くほど綺麗で、CGもめちゃくちゃ綺麗でキャラはかわいい。BGMは非常に雰囲気にマッチしていた。特に「海中都市」が好きだった。そして何よりシナリオがとてもよかった。やさぐれていた主人公がアトリと出会い変わり始め、学校に行くことで多くの人と知り合い、お互いに影響を与えながら成長していく物語。中盤ではサルベージ屋を始めたり主人公がロボットを好きになったりと意外な展開が続く。終盤ではシリアス強めになるものの、主人公とアトリのイチャイチャやギャグシーンなどもあり、テンポよく読み進めることができた。序盤の伏線もきちんと回収されており、最後の怒涛の展開には感動することができた。そのあとはアトリがとても可愛かった。終始可愛かったけど。これでこの値段はすごいなあと心から思った。「光放て!」も最高だった。

 残念だったのは、人間とロボットが付き合うというのがあまりに自然すぎたことだろうか。そもそもアトリが人間にしか見えなくてプレイする側も違和感がなかったが、個人的にそういう葛藤が好きなので残念だったなと。

 些細な点で思うところはあったが、総じてものすごくクオリティの高い名作だったと思う。全年齢なのでノベルゲームに抵抗のある人でもまだやりやすいと思うし、おすすめのノベルゲームを聞かれたらぜひとも薦めたい作品だった。

 

 

 これからはこのゲームをして考えたこと。まあまあ長いので気になる方だけ読んでください。

 

 

f:id:pentasan3:20200909113537p:plain

 

 

 

 

 さて、このゲームをクリアしたときに感じたこと、というか考えたことは「幸福とは何か」だった。このゲームの趣旨とはそれていると思うが、やはり「素晴らしき日々〜不連続存在〜」と「サクラノ詩」のせいでこれを考えずにはいられなかった。主人公である夏生はあらゆるものを失って都会のアカデミーから田舎にやってきたが、彼は田舎で欲しかったものを手に入れ、救われた。彼は自分を救うために世界を救うという手段をとり、そのためにアカデミーで勉強していたのだが、結果的に彼は世界を救うまでもなく救われてしまうのだ。そして彼は充実した田舎での生活に満足感を覚え、その現在が幸福であると言う。しかし、それに対しアトリは「夏生さんは幸福ではありません。アカデミーに戻るべきです」(厳密には覚えてないが大意はこんな感じ)と言うのである。そしてこのやり取りは何度か繰り返される。このシーンがあまりにも衝撃的だった。幸福とは他人に決定されるものであるのか、自分で決定するものであるのか、それを考えさせられた。そして、そもそも幸福とは何なのであろうかと考えた。

 個人的に幸福とは「ありふれた日常」であると考えている。「ありふれた日常」を定義するはややこしいことになるので省くが、大体はそのままの意味だ。これはどちらかといえば夏生の考えに近いだろう。ゆえに、もし仮に自分がそれなりの暮らしで満足感を覚えていて自分は幸福だなあと思ってる状態で「お前はもっと挑戦すべきだ!現状に甘んじるのは幸福ではない!」とか言われたら「はあ?」となってしまうのだ。「ありふれた日常」を壊してまでやる必要があるのかと思ってしまうだろうし、最終的に必要ないと判断するだろう。しかしよく考えると、挑戦できること、挑戦すること、そして成功しようが失敗しようがその結果を得ること、それも幸福なのかもしれないとも思えた。やはり幸福とは難しい。

 最終的に夏生はアカデミーに戻る決断をする。しかしそれは不自然なことではない。なぜならアカデミーに戻るというのはアトリの最後の願いであり、アトリと再会を果たすという夏生の願いをかなえるための手段でもあるからだ。つまり最終的に彼は、「幸福はアトリ無くしては成らない」と考えていたのだろう。幸福でいるためにアカデミーに戻るのだ。

 TRUE END では夏生は最終的にギガフロートを完成させ、人類を救うことに成功した。最期を迎えるとき、彼はこの上なく幸福だったに違いない。アトリに再会を果たすという願いも達成することができた。これこそ幸福な最期なのだと強く感じた。そしてこのシーンを見ると、幸福な時間はつかむことが難しい話を思い出さずにはいられない。最高の瞬間に最高の一杯をすることの難しさ。もし夏生がこの時に最高の一杯をするとしたらいつを選ぶのだろうか。アトリと過ごした日々を選ぶのか、結婚した時を選ぶのか、研究を完成させたときを選ぶのか。いずれにせよ、その当時に今こそが最高の瞬間だと選ぶことはできなかったような気がする。もしかしたら、幸福な瞬間というのは死ぬ間際にしか決定することができないのかもしれない。そしてこれは、当たり前と言えば当たり前のことなのかもしれない。もし夏生がアカデミーに戻ることなく一生をあのまま平凡に暮らしていたら、彼は最期に幸福だったと思えたのだろうか。