暁の護衛3部作プレイ雑感

 タイトルの通り、今回は「暁の護衛 トリニティCE」で「暁の護衛」「暁の護衛プリンシパルたちの休日~」「暁の護衛~罪深き終末論~」をプレイし完走したので、その感想記事みたいなのを雑に書いていこうと思います。今回の記事もネタバレを多く含みますので、プレイ予定のある方はブラウザバックを推奨します。(とはいえかなり古いゲームなのでそんな人はあまりいないかも)

 「暁の護衛」をプレイしようと思ったわけは、シナリオが「衣笠彰梧」、イラストが「トモセシュンサク」と、私がドはまりしているライトノベルようこそ実力至上主義の教室へ」と同じコンビだったのが大きいです。正確には、この作品のシナリオが衣笠なのは知っていたけど、イラストもトモセシュンサクなのを知ったからです。また、昔にとある人が一番好きなゲームだと言っていたので、それなりに面白いことは保障されていたからというのもあります。あとは半額セールしてたから。

 

 

 これ以降は各ルートの簡単な感想を書き連ねていきます

以下ネタバレ常体

 

 

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 暁の護衛(以下無印)+暁の護衛プリンシパルたちの休日~(以下FD)

無印攻略順 妙→萌→彩→ツキ→麗華→(薫)

FD攻略順 妙→萌→彩→ツキ→鏡花→麗華→杏子

 

 妙ルート

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 見た目と声はかなり好きだったが、アホの子キャラはあまり好きじゃないので全体的にまあまあだった。FDでは無印の最後の決意がブレブレになってるのがいかにも妙らしいと思ったが、なんだかんだ理由を付けて勉強しない様子がバイトの個別塾の生徒みたいで不快だった。Anotherでは亜希子とのシーンもあり、わかってるなあと感心したが、最後に妙と亜希子両方が妊娠しててめちゃくちゃ笑った。

声はマジで好き。はつゆきさくらの赤髪のあいつも好きだった。

 

 萌ルート

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 特にない。なんか気づけば終わってた。佃五郎と親しくなったり、薫ルートにつながってたりとシナリオ上ではかなり大事だったけど、萌というヒロインに関してはなんの感情もない。

 

 彩ルート

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 いかにも典型的なお嬢様キャラという感じだが、実は隠れゲーマーだったりふと毒舌になったりしてとてもいいキャラだった。彩ルートに限ったことではないが、彩が尊と少しずつ打ち解けていく感じも好きだった。料理を食べる源蔵がいい。これまで歌手の榊原ゆいしか知らず、今回初めてCV榊原ゆいのキャラに出会ったが、歌の時と違いすぎる。青葉りんごの時もなんとなくそうだったけど。

 

 ツキルート

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 メイドという役なのでほかのキャラよりかなり出番が多く、海斗との漫才のようなやり取りが素直に面白い。個別ルートではツキのトラウマの原因が海斗にあったり、ほかのメイドからの虐めといったシリアスな展開もあるが、最終的には気持ちよく解決される。普段から若干ねじの飛んでる言動をするため、デレた時とのギャップがすごくてめちゃくちゃ可愛かった。表情もいい。麗華についで2番目に好き。

 

 麗華ルート

 

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 メインヒロイン。所謂ツンデレだが本当にかわいかった。無茶ぶりをすることもあるがなんだかんだ優しく、良い奴でもあった。ルートに入ってからはデレが非常に強力だった。めちゃくちゃ攫われる。立ち絵の表情が非常に魅力的。妹の彩よりも背も低く胸が小さいことを気にしていたり、そのために日々努力していたり、それを海斗につっこまれるとすぐに殴ったり、海斗とのやり取りが非常に面白い。このシリーズでは断トツに好きなヒロイン。

 

 薫ルート

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 薫ルートというよりは罪深き終末論につながる話というのが大きい。薫が実は女で海斗に好意を抱いており、その気持ちが抑えられなくなってしまうという話。自分の中では薫は男なのでヒロインという目線で見ることはどうしても無理だった。

 

 鏡花ルート

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 無印ではちらっと出てくるくらいだった鏡花がFDでヒロインに昇格した。鏡花は態度こそ高圧的だがなんだかんだ優しくて、麗華に似てるなあと感じる。特に雷太に対してめちゃくちゃあたりが強いけど実は大事に思ってるってところが素直に好きになった。罪深き終末論ではほかのキャラ以上に空気になって悲しい。

 

 杏子ルート

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 杏子ルートというよりは海斗の過去の話。これまでちょこちょこ明らかになってた海斗の禁止区域での出来事が詳しく描写される。男が男にレイプされるゲームは素晴らしき日々以来だったが、やはりメンタルへのダメージは計り知れなかった。杏子というキャラは普通に好きだが、どこまで行っても海斗にとって杏子は家族だと思うので杏子エンドは違う。

 

 

 暁の護衛~罪深き終末論~

 

 罪深き終末論では、無印の薫ルートの続きからとなる。主人公は誰とも付き合っておらず、薫が実家に帰った後の話。

攻略順 麗華BAD→薫→詩音→麗華TRUE→朱美→清美→舞(以後サブキャラは省略)

 

 麗華BAD

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 このゲームをダメにした要素その1。共通ルートや麗華とくっつくところまではめちゃくちゃ面白かったが、このBADいるか?となった。なによりダメなのは、それをはじめにプレイしないといけないところ。TRUEに行くには薫と詩音をクリアせねばならず、薫と詩音をクリアするためにこのBADを見なければならない。そのため、BADENDを引きづった状態で薫と詩音をクリアするのが単純にきつく、TRUEに行くころにはかなり冷めてしまった。人によるのかもしれないが、個人的にBADENDを見たらすぐにTRUEに行かないと辛いのでこの仕様は最悪だった。

 

 薫ルート

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 ダメなところその2。薫ルートはほぼ麗華BADと同じ展開で最後薫に助けられて終わりみたいな感じだったが、これを麗華BAD見た後にやらないといけないのが普通に意味が分からない。上述したが個人的に薫はヒロインとは思えないのでひたすら虚無だった。

 

 詩音ルート

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 詩音がなぜ日本人が嫌いなのか判明し、最終的に主人公とくっついて終わるが、この作品の世界観を丸投げする終わり方でびっくりした。これをサブキャラのルートとしていれば何の文句もなかったが、麗華TRUEの前にやらないといけないのが意味わからない。ルート自体にはストーリーもキャラも文句はない。デレるときとかはめちゃくちゃ可愛かった。

 

 麗華TRUE

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 あまりにも消化不良。途中までほぼ麗華BADと同じで、最後は薫ルートと同じような終わり方をして終わった。メインヒロインのTRUEにしてはあまりにも終わり方が微妙だと思わざるを得ない。雅樹が突然現れて組む展開はかなり熱かったが、そこもあっさり終わってしまって惜しかった。ルート単体で見れば終わり方が微妙なところくらいしか文句はないが、終盤の展開がほかのルートとほぼ同じだったのが気に食わなかった。薫ルートをせずにもう少しボリュームのあるTRUEをやってたら感想はまた少し違ったかもしれない。麗華は本当にかわいい。

 

 朱美ルート

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 出会ったころから海斗にだけ殺気を向けてくる担任教師の柊朱美の過去と、禁止区域の暴動を止める話。朱美に関する伏線が回収されていき、衝撃の展開で読むのが止まらなかった。教師のキャラが誘ってきたりするのも新鮮で良い。最後に朱美が生きてた時はあまりの安堵に「よかったああああ」って声が出てしまった。罪深き終末論では一番好きな話だった。

 

 清美ルート

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 海斗が屋敷から追い出されて清美の家に厄介になり、その流れで禁止区域の暴動を止めようとする話。宮川家の人間らしく非常に生真面目な性格であるが、その鉄壁が少しずつ剥がれていって最終的に落ちてしまうのが清美らしくて良かった。そのせいで付き合ってからのいろいろが少ししか描写されなかったのは惜しかったが。宮川兄妹のやりとりが素直に面白い。

 

 舞ルート(禁止区域ルート)

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 これまでは禁止区域の暴動を止める話だったが、これはその暴動がなぜどういう信念のもと起こったのかが描写されている。拷問のシーンは正直さすがに死ぬやろって思ったが、自ら爪をはがしたりするのは海斗の恐ろしさが伝わってきた。舞というぶっ飛んだ狂人が徐々に徐々に丸くなっていったり、機械のような楓が少しずつ心を開いていく感じが良かった。麗華や朱美ルートでも感じたが、海斗の他人に心を開かせる才能がすごい。主犯である五十嵐の考えは納得できるものではあったし、これまでわからなかった禁止区域での出来事なども判明して面白かった。翔子エンドで亮が刺されるのがめちゃくちゃすっきりした。

 

 

 

 

 総括

 

 無印とFDは、わからない設定などが多いとはいえ完成度が高かったように感じる。キャラゲーとシナリオゲーの間みたいな感じで良かった。しかし、その続きの罪深き終末論であまりに微妙な終わり方をしてしまい、文句を言わないと気がすまなくなってしまった。薫ルートと麗華ルートをなんとかできていればもっと気持ちよく終わることができたと思うだけに、非常に惜しくて残念な気持ちだ。例えば、薫ルートを詩音ルートみたいな感じにして、薫詩音朱美清美の後に麗華ルートという感じにするとかならよかった気がする。